受胎鍼灸について
鍼療法と妊娠サポートについてはエビデンスがないというお医者様もおられます。
私が通っていたクリニックも「体は温まるかもしれないけど、妊娠はどうだろう…。まあ、やらないで気になるぐらいならやったら?」という感じでした。
一方で、大阪で有名な不妊治療のクリニックHORAC(IVFグランフロント)では、補助治療の一つの選択肢に「受胎鍼」を取り入れておられます。
サイトより
鍼灸施術は、東洋医学的診断に基づき、鍼とお灸を用いて経穴(ツボ)に適切な刺激を与えることにより、心身のバランスを整え、本来ご自身の身体に備わっている力を最大限に発揮できるように導く施術方法です。受胎鍼では、さらに不妊治療に特化した鍼灸施術を行います。より詳しく東洋医学的な不妊の原因(証)を診断し、月経周期に合わせた周期療法を用いることにより、妊娠と妊娠継続できる身体への体質改善を行います。
こちらも不妊治療のクリニックで有名なリプロダクションクリニックの松林先生のブログでは鍼治療について
松林先生のブログより引用
2002年に最初の報告があってからずっと、体外受精の妊娠率改善に「針治療は効果的」と考えられていました。2012年に初めてメタアナリシスが行われ、針治療により妊娠率が1.22倍になると報告されました。したがって、私はずっと「針」を推奨する立場をとってきました。ところが、2013年6月に発表された本論文は、メタアナリシスを再検討した結果、針治療の効果には疑問があるとしています。
そして、別のブログで
漢方や鍼灸の効果を否定することも肯定することもありません。評価するには、データが不足しているからです。しかし、実際に個別にみると、効果のある方もない方もおられると思います。
針は痛い。エビデンスがないという意見もあるけれど、一般的に鍼をしたら体調がよくなるという友人もいるし。
妊活に効くかわからんし、費用もかかるしなぁと、かなり迷いました。
私、注射大嫌いで、治療のHCG注射も、針が見えないように、おしりを選択してたぐらいなんです(知らんがな)
でも、高齢妊活。残された時間も少ないし、気になることはやっておこう!と受胎鍼灸をすることに決めました。
受胎鍼灸をネットで見つけたときは、「受胎」という言葉がプラス思考でいいなぁと思いました(→単純やな)
予約した鍼灸院は大阪市北区にある中国鍼灸。
まずは、問診からスタート!
妊活・人工・体外受精をしていて、通ってから妊娠した人も多い
46歳の人が鍼灸だけで自然妊娠したから、年齢のことは気にしなくて大丈夫
いつも、年齢のことを言われていたので「年は気にしないで」と言われるとやる気が出ました(やっぱり単純)。
先生に「痛いですか?注射がこわいんです」というと、「大丈夫。小学生もやってるから」といわれました。
下着のみになり診察台にうつぶせになると、先生は私がちゅうちょする間もなく、鍼を次々さしていきました。
痛い箇所もあり、痛くない箇所もある。体の中でズーンと重みがくる感じ(ひびき)。これが効いているのだそう。
背中面、お腹面と合計50分ほど鍼をさされました。「痛い」と声に出して言ってしまうぐらい痛い箇所はあるけれど、耐えられるレベル。HCGの注射のほうが痛いと思う程度でした(もちろん、人によって痛みは違いますが)
妊活に良いツボにお灸もしてくださいます。
人工授精の時期をお伝えして、それに合わせて施術してもらいました。
受胎鍼灸を受けた結果は?
鍼を始めて週一ペースで3か月間は、あまり効果がわからず。
ですが、3か月後には、基礎体温は低温期と高温期との差が以前よりは広がった気がしました。
担当医にその事実を伝えたら、
その周期で使用している排卵誘発剤などが影響することもあるから、体温の上がり下がりは気にしないように
ただ、以前は、触ると冷たかったお腹が、最近は温かい。これは鍼灸の効果があるのかもしれないと思いたい(個人の感想です)。
一回6千円も出しているのだから(→やらしいな。)
中国鍼は日本鍼と比べて太いそうなので、痛みが気になる方は日本の先生を選ばれてもいいかもしれません。
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